サクラクラウドにwordpressを入れるまでを説明してまます。
クラウドサーバーといえばAWSが有名ですが、サクラも実はクラウドをやっています。
ただ使用感としては、AWSとは規模感が全然違います。
AWSはやはり長い歴史と世界規模で展開している点で、AWSの後にサクラクラウドを使うと、どうしても色々小さく感じます。
ただ大事なのは実際の仕様感と費用。
やってみたいと思います。
まずサクラクラウドのアカウントはもう取ってある前提で進めます。
1.サーバーの追加
まずはサーバーを追加します。
管理画面の左のメニューからサーバーを選択。
上部メニューから「+追加」をクリック
画面が切り替わるので、また上部メニューの「シンプルモード」にチェックを入れて下さい。
また画面が切り替わるので「ディスクイメージを選択から」
「マーケットプレイス」を選択して、「kusanagi」を選択
次に「サーバープラン」と「ディスクプラン」を適宜選択。
最低限の設定だけをしてます。
「接続先のネットワーク」はインターネット
管理ユーザーのパスワードは適当にいれて
公開鍵も今回はなしにします。
最後にホスト名を適当に決めて下さい。
ここまで来ると一番下に金額が表示されます。
AWSと比べると拍子抜けするほど簡単!!
金額も安いかも。
最後に「作成」をクリックするとサーバーを作成してくれます。
数分かかります。
全部のステータスが成功になるまで待ちます。
2.SSHに接続
次にsshで接続します。
左のメニューからサーバーを選択
今作ったサーバーにチェックを入れて、上部メニュの「詳細をクリック」
画面が切り替わったら、メニューの「NIC」を選択すると、サーバーのIPが取れます。
IPが取れたので、sshで接続出来ます。
teratermで接続します。
ホストは今取得したIP
ユーザーはroot
パスワードはさきほど設定したパスワードです。
この情報でsshで接続出来ます。
ブラウザからコンソールで接続できるようになっていますが、重くて使えないです。
↑接続成功!!
3.kusanagiを入れる
sshでkusanagiを入れていきます。
yum update kusanagi -y
yum --enablerepo=remi,remi-php56 update -y
reboot
ここで一旦切れるので再ログインします。
再接続して続きをいれます。
kusanagi init –tz tokyo
ここで言語選択等いくつか聞かれますが適当に答えます。
全部答えたらkusanagiの初期設定は完了!!
4.wordpressを入れる
次にwordpressを入れます。
sshでそのまま
kusanagi provision wordpress
を入れると言語を聞かれるので日本語を選択
Webサイトで使用するホスト名(FQDN)を入力してください
と聞かれるので、ipを入れます。
その後はwordpressのデータベース名、ユーザー名、パスワード、を聞かれるので適宜答えます。
すると
完了!!
ブラウザからipアドレスにアクセスしてみます。
成功!!!
後はいつも通りさきほど設定した情報を入れてwordpressインストールして下さい。
5.phpmyadminを入れる
ここまで来たらphpmyadminも入れちゃいます。
sshで入れます。
cd /home/kusanagi/wordpress/DocumentRoot
でwordpessのファイルがあるディレクトリまでおります。
ブラウザからアクセスしたいのでここですね。
wget https://files.phpmyadmin.net/phpMyAdmin/4.0.10.20/phpMyAdmin-4.0.10.20-all-languages.zip
unzip phpMyAdmin-4.0.10.20-all-languages.zip
mv phpMyAdmin-4.0.10.20-all-languages phpMyAdmin
ここまで出来たら
さきほどのip/phpMyAdmin
でブラウザからアクセスしてみましょう。
成功!!
6.ftpに接続
ここまで出来ていたらftpは簡単です。
ホストにさきほどのIP
ユーザー名はkusanagi
パスワードも最初に設定したパスワード
ポートは22
これで接続出来ます。
成功!!!
サクラクラウドの使用感としては、AWSに比べると本当に簡単。
ですが逆にすごく物足りない感じもします。
AWSが細かく色々設定しなきゃいけないのですごく大変ですが、サクラクラウドは本当最低限のクラウドの機能だけ揃えました、という感じ。
クラウドサーバー入門編にはいいかもです。
あと転送量に課金もないのでAWSに比べるとかなり良心的な値段設定です。